リノキス・ファンクの紹介 CV:和泉風花

リノキス・ファンクは、『凶乱令嬢ニア・リストン』で主人公ニアを支える専属侍女です。

病床のニアを世話するために雇われ、ニアの看病をしているうちにニアへ異常なまでの愛情に芽生えてしまったことで、普段は落ち着いたいるものの、ニアへの愛情が絡むと激しく感情を揺らし、変態的な言動を取ってしまいます。

また、アルトワール学院中等部の冒険科を卒業しており、冒険家としての基礎知識や戦闘技術を身につけているため、ニアの侍女として身の回りの世話をするだけではなく、護衛も兼ねています。

物語が進むとニアから「氣」と技を学び、侍女、護衛、弟子という三つの顔を持つようになります。

※この記事には原作の内容を含むネタバレがあります。物語の結末や重大な正体には触れませんが、アニメ未放送の戦闘や立場を紹介します。

目次

リノキス・ファンクとは

リノキス・ファンクは、リストン家に仕えるニア専属の戦える侍女で魔法映像をよく見ていて、特に恋愛物が大好きです。

設定上では原作が始まる前からニアの侍女として仕えており、一話の段階からニアへ深い愛情を持ち合わせています。

故郷に家族はいるものの、家族の名前や構成は語られていません。

別に家族と疎遠になったから語らないわけではなく、家族への情は残っており、リノキス自身の行動によって、家族に迷惑が及ぶことは無視できないので、単純にニアを異常なほど愛しているだけです。

原作では、夜中にニアの体調が急変しても対応できるよう、部屋の外で寝ずの番を続けており、食事の量や咳の回数も細かく把握し、ニアの回復を何より優先し献身的に介護していました。

また、作品中にメイドと呼ばれることに対して侍女と訂正しており、調べるまで知らなかったのですが、侍女とメイドは大きな違いがあるんです。

メイドは家事全般をする使用人で、侍女は主人個人に付き添う使用人ですので、リノキスはニア個人に支えている事に対して誇りを持っているのが良くわかります。

リノキスの性格

仕事には忠実で判断も冷静

リノキスは、侍女として非常に真面目で有能な人物です。

ニアの体調、予定、周囲の危険を常に確認し、ニアも私生活でリノキスを頼る事は多々あるので、侍女としての能力を認めています。

ニアの護衛でもあるので、ニア以外の人物が危険な目に遭っていても、まずニアの安全を確保し、指示を受けてから動こうとしています。

この態度だけを見ると、護衛ができるほどの実力があるにも関わらず、人の危険を見過ごし、冷たく感じるかもしれません。

しかし、リノキスが最優先で守るべき相手はニアで、他の誰かを優先した結果、ニアを危険にさらすわけにはいかないので、感情的に動かず、優先順位を間違えない有能さがわかります。

リノキス自身が、リノキスよりニアの方が強いとわかっていても、ニアの護衛であり守り続ける真面目さが出ているシーンですね。

ニアへの愛情と執着がかなり強い

冷静な侍女である一方、ニアへの愛情が表に出るとリノキスの様子は一変します。

ニアに褒められたい、近くにいたい、触れ合いたいという気持ちが強く、時にはニア本人が引いてしまうほど感情を爆発させます。公式サイトでも、ニアへの「異常な愛情と執着」があり、スキンシップがエスカレートすることがあると説明されています。

公式の説明は「エスカレートすることも」ですが、原作を読むと、リノキスの好意は止まる気配がありません。それでも大事に至らないのは、ニアが毎回うまくあしらってしまうからです。

こうした場面は、ギャグとして描かれることがほとんどです。ただ、私はこれを笑いどころとしてだけ読むのはもったいないと考えています。

ここからは私の考察です。リノキスの過剰な愛情は、ニアの世話を続けた経験から育ったものだと私は考えます。

根拠は、序盤に描かれる介護の細かさです。

物語の序盤、ニアは三ヵ月以上も屋敷の外に出られない状態でした。

リノキスはそのニアに、天気の良い日を選んで外出を勧めます。ニアが断っても引き下がらず、日光を浴びた方がいいと言葉を重ねて連れ出します。

出かけると決まってからの動きも印象的です。

服、靴、髪型、装身具を一つずつ確認し、庭を回るだけの散歩に外行きの支度を整えます。階段では車いすが使えないため、ニアを抱えて下ろします。ニア本人が「そこまでしなくていい」と感じるほどの手のかけようです。

面倒だから省く、という選択がここには一つもありません。

私はこの点を重く見ています。命に関わる病を抱えた子どもの世話は、手を抜こうと思えばいくらでも抜ける仕事です。

それでもリノキスは、散歩の靴一足にまで気を配り続けました。

相手がいつどうなるか分からない状況で、それだけ妥協せずに向き合えば、雇い主と使用人という線は薄れていきます。

守りたい、元気になってほしい、そばにいたい。その積み重ねが、母親のような感情に近づいていったのではないでしょうか。

だからこそ、今の愛情は行き先を失うほど強くなっているのだと私は考えます。

もちろん、別の見方もできます。

もともと感情の振れ幅が大きい人物なのだ、という解釈です。公式サイトによれば、リノキスはかつて冒険家を目指しており、護衛としての戦闘能力も高い人物です。その行き場をなくした情熱がニアへ向かった、と読むこともできます。

どちらが正しいのかは、原作でも明確には語られていません。

ただ、どちらの見方を取るとしても、リノキスが本気でニアの命を心配していた事実は変わらないと思います。

リノキスの愛情は、確かに度を越しています。

それでも、その出発点にあるのは献身です。ギャグとして描かれる場面の裏側に、病床のニアを支え続けた時間があると考えると、彼女の暴走も少し違って見えてきます。

ニアとリノキスの関係

リノキスの行動は「お嬢様のため」でぶれない

アニメでリノキスを演じる和泉風花さんは、役作りについて、リノキスの行動理念はすべて「お嬢様の為」でぶれないと説明しています。

この言葉は、リノキスを理解するうえで重要で、リノキスはニアのことを深く理解している上で、ニアへの愛を貫いています。

ニアが何をしたいか理解しており、その行動の結果、ニアが大切にする家族や仲間に不利益が及ぶなら止める

表現が行き過ぎてニアを困らせることはありますが、リノキスの判断軸そのものは一貫しています。

筆者の私見

私がリノキスの感じる事は、めちゃくちゃ頭の良いバカ!ですね。

これらの画像みたら、単なるバカなんですけど、ちゃんと賢いんですよ!

しっかり賢いのにニアの事になるとバカになるのが、リノキスというキャラの深みを出しているのだと感じます。

リノキスはニアの見えない場所でニアを守っていますが、決してそれをニアに伝えず無償の愛として、行動し続けています。

特に原作の終盤でのリノキスの言動に、本当に涙しながら読ませてもらいました。

なので、ニアへの愛を、単なる変態!!という言葉で終わらせないで欲しいと感じます。

まとめ

リノキス・ファンクは、ニアに仕える専属侍女兼護衛です。

仕事には忠実で戦闘能力も高い一方で、ニアへの愛情と執着は非常に強く、普段の冷静さを失うこともあります。

主人と侍女であり、師匠と弟子でもある二人の関係は、物語とともに少しずつ変化していきます。ニアを守り、支え、時に振り回されながらも行動理念を変えないリノキスは、『凶乱令嬢ニア・リストン』を語るうえで欠かせない人物です。

参考資料・出典


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